は な 板 連 句 ・ 歌 仙 「春 霞」
2001年4月1日 〜 30日完結
はなだんな、リッチくん、無名氏、なぞれん、もぐりん、ぼん、まや、もんた、赤ペン先生、Kii

薄衣(うすぎぬ)や霞のかかる東山
  桜吹雪の 大谷参り
小汗かき坂道休み休みして
  五月(さつき)の風の 心地よきこと
鯉のぼり 初孫生まれし 友の目に
  嫁の便りか郵便配達

初恋の 友からのふみ 待った日々
  想い出ほのぼの 連句の集い
とりあえず乾したジョッキや窓の月
  吉吉のチョッキ キッシュな体
魅了する細身のベストドレッサー
  メジャーで奮起 新庄剛志
連日の 新聞テレビ 沸かしてる
  元赤坂にコウノトリ来て
友好の 鳥悠々と 多児まに舞う
  届ける子らに 幸多かれと
赤い服 大きな袋 肩にかけ
  進む頼りは北極星か


















  . 涙した タロ・ジロ残る 南極で
  涸れ果ててゆくこころはわたし
小泉がいたるところで湧き上がり
  名水百選醸す吟醸
群青のワイングラスに注ぐ夜
  時に踊りて 染まり明けゆく
友禅の 流れし鴨川 今いづこ
  振袖舞うは 二十歳の旅立ち
振り上げし旗もこぶしもうたかたの
  散りてむなしき シュプレヒコール
歓声の 消えたしじまに 波うちて
  イチロー去りし 碧い球場

芝の芽の 日々艶やかに 萌え立ちて
  雨の連休 憩いの我が家
梅香立つ 過ぎし日の夢 甘き時
  すずろ歩きし 新緑の途
つつじ咲き 野に咲く花と 競演か
  ちさき指よりあふれいでつつ



















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