1次リーグ(E組)=6月1日・新潟 33,679人
アイルランド | 1−1 | カメルーン |
(勝点1)
シェイ・ギブン
スティーブン・リード(後32・MF)← イアン・ハート
スティーブ・ストーントン
ガリー・ブリーン
ガリー・ケリー
ケビン・キルベーン
マット・ホランド
マーク・キンセラ
スティーブ・フィナン(後0・DF)← ジェーソン・マカティア
ロビー・キーン
ダミアン・ダフ |
・GK
・DF
・DF
・DF
・DF
・MF
・MF 後半7分
・MF
・MF
・FW
・FW |
前半39分
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(勝点1)
GK・アリウム
DF・ソング
DF・カラ
DF・チャト
MF・ジェレミ
MF・ローラン
MF・フォエ
MF・オレンベ
MF・ウォメ
FW・エムボマ →(後24)スフォ
FW・エトー |
前半はカメルーンに押され気味で、ついに39分、ジェレミから前線でパスを受けたエトーが右ゴールライン際まで攻め上がり、ストーントンが厳しくマークしたものの、ゴール前のエムボマに出したボールを左足で押し込まれた。
逆に後半はアイルランドのペース。7分にゴール前で相手がクリアしたボールを、ホランドが冷静にゴロで選手の間を抜きゴール左隅に決める同点シュート。40分前には、ロビー・キーンが左から絶妙のミドルシュートを打ったが、惜しくもゴール右ポストに当たり逆転ならず。終了間際に得た正面左からのフリーキックも、リードの強烈なシュートがキーパーの頭上をつき、クリアされた。
ロイ・キーンを欠いての試合は苦しく、前線に飛び出した選手へのMFからのキラーパスはあまり期待できないが、常に相手陣でボールをつなぎ、もつれたところで機を見てシュートを打っていく、という戦術を徹底しないといけない。 |
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1次リーグ(E組)=6月1日・札幌 32,218人
ド イ ツ (勝点3) | 8−0 | サウジアラビア (勝点0) |
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1次リーグ(E組)=6月5日・茨城 35,854人
アイルランド | 1−1 | ド イ ツ |
(勝点2)
シェイ・ギブン
スティーブン・リード(後28・MF)← イアン・ハート
ケニー・カニンガム(後42)← スティーブ・ストーントン
ガリー・ブリーン
スティーブ・フィナン
ケビン・キルベーン
マーク・キンセラ
マット・ホランド
ニール・クイン(後28)← ガリー・ケリー
ロビー・キーン
ダミアン・ダフ |
・GK
・DF
・DF
・DF
・DF
・MF
・MF
・MF
・MF
・FW 後半44分
・FW |
前半19分
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(勝点4)
GK・カーン
DF・メツェルダー
DF・ラメロー
DF・リンケ
MF・ツィーゲ
MF・バラック
MF・ハマン
MF・シュナイダー →(後44)
MF・フリンクス イェレミース
FW・クローゼ →(後40)ボーデ
FW・ヤンカー →(後30)ビアホフ |
前半19分、初戦でハットリを決めていたドイツのクローゼに、またしてもヘッドで点を入れられた。MFバラックからのセンタリングに、デフェンスラインの後ろに回り込んで、きっちり頭で合わせた。アイルランドはここから、1点を追いかける苦しい戦いが最後まで続いた。
前半はホランドやロビー・キーンがシュートを放つが、惜しくも得点には結びつかず。後半も一進一退の展開で、残り時間がだんだん少なくなる。後半終了間際になって、ゴール前の密集でチャンス。また、途中出場のクインがドリブルでゴール前に持ち込むが、これも惜しくもバーの上。ロビー・キーンのヘディングも、GKカーンに阻まれた。
1点差のままロスタイムへ。もうあと数プレーしかないという、まさにその時、長身のクインが右からヘディングで中央に送ったボールを、後ろから走り込んできたロビー・キーンが2、3歩ドリブルの後、DF2人と世界的なGKカーンを抜いてゴール右隅に蹴り込み、劇的な同点シュート。諦めずに攻め続けた執念が実り、価値ある勝点「1」を拾った。 |
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1次リーグ(E組)=6月6日・埼玉 52,328人
カメルーン (勝点4) | 1−0 | サウジアラビア (勝点0) |
→ これでサウジアラビアは1次リーグ敗退が決定。この試合の結果、アイルランドは11日のサウジ戦に2点差以上で勝てば、ドイツ−カメルーン戦の結果にかかわらず、決勝トーナメントに進出できる。1点差の勝ちでも、ドイツ−カメルーン戦が引き分け以外なら進出だが、引き分けた場合はカメルーンと総得点での争いになる。アイルランドは、サウジ戦での負けや引き分けは許されない。 |
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1次リーグ(E組)=6月11日・横浜 65,320人
アイルランド | 3−0 | サウジアラビア |
(勝点5)
シェイ・ギブン
ニール・クイン(後0・MF)← イアン・ハート
スティーブ・ストーントン
ガリー・ブリーン
ジェーソン・マカティア(後35・MF)← ガリー・ケリー
ケビン・キルベーン
マット・ホランド
リー・カースリー(後44)← マーク・キンセラ
スティーブ・フィナン
ロビー・キーン
ダミアン・ダフ |
・GK
・DF
・DF
・DF 後半16分
・DF
・MF
・MF
・MF
・MF
・FW 前半7分
・FW 後半42分 |
(勝点0)
GK・デアイエ
DF・ズブロマウィ →(後23)
DF・シャハリ Ab.ドサリ
DF・ファラタ
DF・スライマニ
DF・A.K.ドサリ
DF・ジャハニ →(後34)A.D.ドサリ
MF・ハスラン →(後22)
MF・テミヤト シャルフーブ
MF・I.シャハラニ
FW・ヤーミ |
2点差以上の勝利が必要なアイルランドだったが、開始7分、いきなりFWロビー・キーンが先制ゴール。右前方でストーントンからのロングパスを受けたガリー・ケリーが出したセンタリングに、ボレーで合わせて叩き込んだ。その後は約30分にわたって激しい雨が降ったこともあり、慎重になって、やや守り気味の攻め。
雨がやんだ後半は2点目を取るために攻勢をかけ、16分、ストーントンが左から蹴ったフリーキックに、ゴール前に詰めていたブリーンが方向を変えるように足で合わせて押し込んだ。サウジアラビアも、それから何度かゴール前に攻め込んだが、GKギブンがシュートを好捕したり、DFがボールを奪い返したりで、得点できず。
終了間際には、再三倒されてユニホームの色が変わってしまっていたダフが、左から強烈なシュート。GKがキャッチできず、弾かれたボールはゴールの中へ飛び込み、駄目押し点。5分ほどを残して、アイルランドの1次リーグ突破(E組2位)が事実上決まり、そのまま試合終了の笛を待った。 |
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1次リーグ(E組)=6月11日・静岡 47,085人
ド イ ツ (勝点7) | 2−0 | カメルーン (勝点4) |
→ ドイツがE組1位で決勝トーナメント進出。クローゼは5得点目。カメルーンは1次リーグ敗退。 |
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決勝トーナメント1回戦 =6月16日・水原 38,926人
アイルランドE2 | 1−1 2 PK 3 | スペインB1 |
シェイ・ギブン
デービッド・コノリー(後37・MF)← イアン・ハート
ケニー・カニンガム(後5)← スティーブ・ストーントン
ガリー・ブリーン
スティーブ・フィナン
ケビン・キルベーン
マット・ホランド
マーク・キンセラ
ニール・クイン(後10)← ガリー・ケリー
ロビー・キーン
ダミアン・ダフ
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・GK
・DF
・DF
・DF
・DF
・MF
・MF
・MF
・MF
・FW 後半44分
・FW (PK)
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前半8分
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GK・カシリャス
DF・フアンフラン
DF・エルゲラ
DF・イエロ
DF・プジョル
MF・デペドロ →(後21)
MF・バレロン メンディエタ
MF・バラハ
MF・ルイスエンリケ
FW・ラウル →(後35)ルケ
FW・モリエンテス →(後27)
アルベルダ |
フリーキックやコーナーキックでチャンスをつかみながらも、前半8分、右サイドを攻め上がったプジョルの低いセンタリングに、FWモリエンテスに頭で合わせられた。GKギブン動けず。その後、キンセラやロビー・キーンがシュートを打つが、枠をとらえない。逆に24分、ルイスエンリケにゴールに入れられる(判定はオフサイド)など、前半は攻め込まれる場面が続く。
後半はアイルランドのペース。特に、右側を攻め上がるダフは、相手3、4人を平気でかわしきるが、センタリングが味方に合わず、シュートも外れて、決定打にならない。17分にダフが倒されて得たペナルティーキックは、ハートがGK正面に蹴ったあと、跳ね返ったボールをキルベーンがシュートするが、外れる。
ほとんどボールを支配し続けたアイルランドは、長身のクインを入れてから、ロングボールを前線のクインに合わせる戦法に。後半終了間際、フィナンのフリーキックをゴール前で待っていたクインが相手に押さえつけられてPKに。ほとんど最後のチャンスだったが、ここはロビー・キーンが落ち着いてゴール左へ蹴り込み、またもや土壇場で同点に。延長戦も、スペインはロングボールばかりの単調な攻め。アイルランドは細かくパスで攻めるが、堅守に阻まれて、最後の決定的なパスが出せない。結局、1−1で引き分けた。
長身のクインが前線にいるのといないのとで、攻撃のパターンが変わるチームだったが、最後まで勝負を諦めない粘りは存分に発揮した。クインや、この大会で主将を務めたストーントンは、今大会限りで引退するという。攻め味を持った新しいチームも期待したい。
なお、準々決勝へは、PK戦の結果、スペインが進むことになった。 |
アイルランド | ○ロビー・キーン | ×ホランド | ×コノリー | ×キルベーン | ○フィナン | 計2 |
スペイン | ○イエロ | ○バラハ | ×フアンフラン | ×バレロン | ○メンディエタ | 計3 |
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準々決勝 =6月22日・光州
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準決勝 =6月25日・ソウル
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決勝 =6月30日・横浜
「ゲールの呪い」か……決勝トーナメントでアイルランドを倒して勝ち進んだチームは、その次の試合では勝てなかった。結局、トーナメントの「反対の山」を勝ち上がってきたブラジルが、ロナウドの2ゴールで2大会ぶり5回目の優勝。引き分けなしの7戦全勝だった。優勝5回は自己記録を更新して最多。ロナウドは8得点で得点王に。
敗れはしたものの、ドイツのGKカーンは、記者投票により今大会のMVP(ゴールデンボール賞)に輝いた。ロナウドとともに、カーンが数少ないゴールを許した我らがロビー・キーンのプレーが、さらに称えられる結果となった。 |
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