この高みから毎朝 毎夕
霧のぼる港 見ているよ さだめ
からから からり めぐる運命の紡ぎうた
この世織りなす 果てない曼荼羅に
想いをつづって 幾とせ過ぎた
夜はゆっくりと朝へめぐり
冬はゆっくりと春へめぐり
この塔の小窓から毎日 毎年
坂のぼる旅人 待ち続け さだめ
からから からり めぐる運命の糸ぐるま
この身織りなす 果てない曼荼羅に
憧れつづって 幾世が過ぎた
むなしい躰は風にとけて
紡ぎうたばかりが 夢つなぐ
おぐるま
からから からり めぐる歳月の小車よ
いつしか響きは風にとけて
紡ぎうたばかりが かすかに…
塔の上に 千の世経たる蜘蛛ひとつ |