Rock n’ Rose 〜80'sメタル風


 Sony Music TV時代のなつかしいロック・ヒーローたちに。

     Journeyのスティーブ・ペリー、
     Hanoi Rocksのマイケル・モンロー、
     RATTのスティーブン・パーシー、
     Bon Jovi、
     そして、
     Guns N' Rosesのアクセル・ローズ



       Sweet Rock'n'Roll Boy
だれもいない客席に向かって
おどけたポーズをしてみるの?
風はhotな歌はこぶ
雨でも降りそな宵だわ

 Hey-ei-yei-ei  踊ってよ
 ジルバにタンゴにカリプソ
 Hey-ei-yei-ei  歌ってよ
 Ma-ma-ma my Sweet Boy

褪めたジーンズの背中に
長い髪の毛 散らしてる
瞳はcoolな陰たたえ
心ここにあらずなのね

 Hey-ei-yei-ei  聞かせてよ
 とびきりノッてるrock'n'roll
 Hey-ei-yei-ei  歌ってよ
 Ma-ma-ma my Sweet Boy

 肩にかついだギターに
 投げキス送ってあげたい
 それよりいつかステージに
 バラの花束 投げてあげたい

 Hey-ei-yei-ei  イカしてる
 Heavyでやんちゃなwild boy
 Hey-ei-yei-ei  歌ってよ
 Ma-ma-ma my Sweet Boy

だれも知らぬ都会の真ん中
朝まで踊りあかしたい
ブレーキきかない車で
月まで行けそな夜だわ

 星のよに人の流れる
 ストリートでシャンパン抜けば
 心は勝手に揺れてくる
 マシンガンみたいなリズムに

 Hey-ei-yei-ei  イカしてる
 Shyでニヒルなnice boy
 Hey-ei-yei-ei  踊ってよ
 Ma-ma-ma my Sweet Boy

…Hey-ei-yei-ei  いつの日か
 Slowでhuskyなバラード
 Hey-ei-yei-ei  聞かせてよ
 Ma-ma-ma my Sweet Boy…
by Hanna
 


        終電 Rocker
襟にかかる髪 窓に映るライトを反射して
すり切れた ジーンズ
はきつぶしの コンバース
ドアにもたれて 目は閉じたまま

 街灯りが流れてゆく 郊外行きの
 ヤツは哀愁の終電 Rocker
 その さびた心に
 こっそり何を しまうんだい

支えたギターケース 席とドアの間の影に
肩に ボディバッグ
まくりあげた 白いシャツ
乾いた唇 少し開いたまま
     サ バ ー ビ ア
 疲れた郊外通勤者の灰色の夢のなか
 ヤツは孤独な虹色 Rocker
 そのもろい しゃぼんの玉で
       ドア
 そっとどの扉 たたくんだい

 灯りも寂しく消えてゆく 町外れの
 ヤツは永遠の終電 Rocker
  恋なぞ したことはない
  恋なぞ したことも忘れちまった
       ラブソング
  それでも 恋唄 歌い続けるよ
 その さびた心に
 こっそり何を しまうんだい
by Hanna
 


       ミッドナイト・ターミナル
寝たふりしてよぜ mid-nigh' train
酔っぱらいのおっさん 連れられてくよ
ガラガラのシートの上にゃ
窓ごしに 月が昇る

 Hey yeh 細い月だぜ
 Hey yeh あの娘の腰のようさ
 ガラスに映るターミナルのネオン
 ちぇっ 見たくもなかったのにさ

明るい酔い覚めの all-nigh' train
もたれ合うカップル 疲れた独り者
スカスカのシートの上にゃ
背中のネオンが映る

 Hey yeh やんなっちゃうぜ
 Hey yeh あの娘と会った店さ
 ガラスに映るターミナル・ビルの灯り
 ちぇっ 見たくもなかったのにさ

嫌みな mid-nigh' train
切ない waning moon
わざわざ背中向けてるのに
ガラスに映る思い出が ah
どこまでも俺を追ってくる

 Hey yeh やんなっちゃうぜ
 Hey yeh あの娘が忘れられない
 グラスでとけるターミナルの光
 ちぇっ やけに 胸にくるぜ
by Hanna
 


        夜のダンスは
ヴィヴィッドに踊ろ
今夜はベージュのサンダルにサイケなシャツで
思い切り髪ほどいてルージュで笑えば
サックスのラッパ口から飛び立つ蝶よ

 やがてあたしは服脱ぎ捨てて
 風だけをまとって海を泳ぐ
        くらげ
 人魚のように 海月のように
 泡だつ波を抱き寄せて

マニッシュに踊ろ
今夜はジーンズの紐なしスニーカで
思い切り飛び跳ねてサングラス投げれば
フレンチの母音からたちのぼる香気よ

 やがてあたしは銃投げ捨てて
 灯のうつる川面に口づける
 野良猫のように 燕のように
     みずも
 ゆらぐ水藻とたわむれて

 ン・ライライララ ン・ライライララ
 たったひとりで ダンス・ダンス・ダンス・ダンス…
by Hanna
 


        安らぎクライシス
何百のネオンに都会の闇夜は輝いてる
うごめくやつらの息があつい
どっかへ隠れたい
おれを隠してくれる優しいベイビーがほしい

 彼女は夜には変身するぜ
 Night'error queen, hold me tight

今宵 安らぎクライシス 夜明けは苦しいほど遠く
坂の途切れめから奈落が見える
どっかへ逃げたい
おれを逃がしてくれる強いベイビーがほしい

 彼女は夜ふけに溶けちまうぜ
 Nightmare queen, let me fight

どこへ行くんだ 千里靴でタップ鳴らして
この街じゃもう 影もつくれないから

 彼女は夜中に雨になるぜ
 Nightstorm queen, till mornful morn

何百のネオンに都会の安らぎは暴かれる
餌食になるのは無邪気な夢たち
どっかへ抜け出たい
おれを導いてくれる賢いベイビーがほしい

どこへ行くんだ 煙草のヴェールくゆらせて
この街はもう 秘密の一つも残ってないから

 彼女は夜明けに雲になるぜ
 Nightroam queen, at dull dark dawn

 Run, run, love you 夜の淵こえて
 Pass that crisis with your love
by Hanna
 


          QUASH!
Hey! 踊ろよ リドル・ドゥ
いけすかぬ 夜はこっちで
蜜柑色の月が 身をよじって笑っているよ
(それとも泣いている? ――あんたの見まちがい)

 QUASH! Dadada
 終わりの夜は   テレフォン・コーリング
 地上で狂ったよに電話のベルが鳴る

Hey! 踊ろぜ ペドロ・ドゥ
今生の 別れの夜は
青ざめた月が 身をよじって笑っているよ
(それとももがいている? ――地球の引力から)

 QUASH! Dododo
 破滅の夜は
 月の血圧がショッキング・ピンクに上がる

 ブルームーン、ピンクムーン
 地球と抱き合って踊れよ
 QUASH! Danda
 いけすかぬ 未来をこわして
 QUASH! Dindon
 釣鐘草も 鳴っている




   *quash @鎮圧する A破棄する
by Hanna
 


     バーボン・ベイブ Bourbon Babe
ふらり見つけた under ground bar
暗いボックス 机に刻んだ落書きのカドも取れ
ベイビー 二人で今夜は
ここに隠れよう

 Four Roses 血の色の花
 Early Times 燃える苦い恋
 高い天井に流れる
 かすかな Jazzy Rock

ほろり酔ったら under ground bar
遠のく思い出 アイスピックがむこうで白い火花
ベイビー 二人で今夜は
ここに隠れていよう

 Four Roses 血の色の花
 Wild Turkey 甘い終わりの恋
 幻のような夢に流れる
 Jazzy Rock

テーブルごしに kissをすれば
おまえののどにバーボンがかおる
外は雨だ 外は荒野だ すべて忘れて
おまえのバーボンに酔うぜ 今はただ

かすかに流れる 古い古い Jazzy Rock...
by Hanna
 


       恋するDreamer
気づかなかった
ルージュは秋の色
おまえを抱いて 丘に寝そべれば
人ごみに目を伏せて
足早に歩いてた
冷たい春が ウソのようさ
  Dreamer Dreamer この世に
 見果てぬ 夢は あれども
 おまえのもと 離れて
 追おうなんて 思わないぜ

知ってたのか
かじかんだマニキュア
誰かと手をとりあうなんて できない
肩ごしに手をあげて
吐く息がダイヤに凍る
グッバイの クリスマスさ


  Only Dreamer 流れて
 見果てぬ 夢を また追う
 おまえのもと 離れて
 風のまにまに さすらうぜ


  Dreamer Dreamer この世に
 見果てぬ 夢が あると
 おまえのこと 思うたび

  よけいに信じて I’m a dreamer
by Hanna
 


          町角のうた
つまるところ
町にはたそがれ
とりとめなく ほっつき歩く
オイラの心は一匹ののらいぬ

つまるところ
灯りは辻占
だれもが憩えるだけの夢を
ファージング銅貨で買い求める

 ひとのこころは ぎい・ばたん
 夜のさむさは きい・しんしん
 冬はいつまでつづくんだろう
 オイラの目には かるい海

つまるところ
町には夕やみ
あてどなく うろつき回る
オイラの心は一匹ののらねこ

つまるところ
夜には酒場
だれにも数え切れないほどの星を
わずか 半パイントのシェリーにうかべて

 よわのゆめじは はる・うらら
 星のたびじは にじ・きらら
 ひとはいつまで歩くんだろう
 オイラの目には ふかい海

つまるところ
町には眠り
つまるところ
オイラはやどなし
by Hanna
 


        アフリカ Africa
署名のないハガキが来た
アフリカに居ると書いてあった
なんと とおい
けれど しびれるように心地よいひびき
♪アフリカ

きみからの手紙だ
アフリカからぼくのところへの
なんと とおい
けれど まっすぐにとどいた ぼくのところへ
♪アフリカ

  ぼくは公園の入り口で
  とめておいた自転車をさがすと
  二つにこわされていた
  でも 直せばいい つなげばいい
  ほら これで走れる
  アフリカまでも

  ぼくは商店街の店先で
  ハガキをなくしていないかと鞄をさぐる
  財布の中のクレジットカードが盗まれていて
  かわりに小さなメモ 「占い 1円」
  では そこへ行ってみよう
  うそで もともと
  アフリカだっても

ぼくは返事を出さない
アフリカまでは歳月が長い
なんと とおい          と き
けれど あざやかにたちかえる原色の時間
いきいきとよみがえる熱い鼓動
♪アフリカ。
ああ
♪Africa!




   *Toto「Africa」およびEnya「Storms In Africa」に。
by Hanna
 


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