「かぶらの茎・5題」
●浅漬け
漬物の基本は「生の素材100gに対して塩3g」。よく洗って(砂を落として)
食べやすい長さに切った茎をポリ袋に入れ、水分ごと重さを量り、その3%分
の重さの塩を入れてよくまぶし、少し揉んでから空気を追い出して(水分が漏
れないように)封をし、全体を器かタッパーかに入れて冷蔵庫へ。翌日には食
べられます。
塩1gは、手のひらのくぼみに塩をさらさらと盛って、500円玉大ぐらいに
広がれば、だいたい1gですので、ご参考に。なお、塩の一部を昆布茶に代え
ても美味しい浅漬けになります。
●佃煮
よく洗って細かく切った茎を、フライパンで多いめのごま油で炒めます。水分
がとんでしんなりしてきたら砂糖、酒、醤油で味付けし、さらに水分がなくな
るまで、よく炒りつけます。お好みで七味などを振っていただいてもOKです。
(上の「浅漬け」もそうですが、「茎」というのは「茎も葉も」というつもり
で書いています)
●クリーム煮
茎はよく洗って食べやすい長さに切ります。小鍋に水(120cc×人数分)と切っ
た茎を入れて火にかけ、煮立ったらいったん火を切ります。ホワイトシチュー
のルー(小さなひと山×人数分)を加えてよく溶かし、もう一度煮立たせれば
できあがり。2度目はあまり煮立ちすぎないようにしてください。もちろん、
きのこ類や細切りたまねぎ各少量を加えてもOKです。
●炒め煮
茎は洗って食べやすい長さに切ります。薄揚げ(茎1球分につき半枚ぐらい)
を細く刻みます。フライパンにサラダ油少量を入れて、茎をしんなりするまで
炒め、薄揚げを加えて少し炒めます。水(またはダシ)100ccを入れて煮立たせ
たあと、みりん、醤油で味付けし、煮含めます。熱々でも、冷ましてからでも、
どちらでもどうぞ。
●あっさり炒め
しめじ(適量)はほぐします。かぶらの茎は洗って、しめじと同じぐらいの長
さに切ります。にんじんも同じぐらいの長さのマッチ棒に切ります。フライパ
ンにサラダ油少量を入れ、まずにんじんを炒め、かぶらの茎、しめじの順に加
えて炒め合わせます。よく炒まったら酒少々を振りかけ、塩で調味します。器
に盛り分けてから、ごまを振りかけます。酒と塩以外、他の味付けは加えず、
素材の味だけを楽しむメニューです。
※以上は「かぶらの茎の部分の食べ方をおしえてください」というyama65さんの
リクエスト(2005年11月20日)にお答えしたものです。
(2005年11月21日) 【関連書き込み】 |