「鯛めし」
ご飯を炊くときに、米の上に鯛を丸ごと1匹乗せて豪快に炊きあげる鯛めし。
伊予の名物として知られていますが、さてさて実際に作るとなると、うろこは
完全に取っておかないといけないわ、小骨も気になるわで、難しいものです。
で、はなだんな流を紹介します。参考になったのは、市販の(いとよりを使っ
た (;_;))「鯛めしの素」です。鯛といえば、やっぱり真鯛。ちゃんと真鯛を
使いますが、切り身やあらでもOKとします。尾頭付きとはいきませんが……。
材料:米n合。鯛の切り身n切れ。醤油(あれば薄口)、酒、長ねぎ各適量。
手順:1)米は洗って炊飯器に入れておく。2)鍋に水(n×400cc)を入れ
て沸かし、醤油と酒でお吸い物よりも薄めに味付けする。3)鯛の切り身
は焼いたあと、鍋に入れてしばらく煮る。4)煮汁を少しさまし、一部を
炊飯器に(目盛りまで)移して、スイッチを入れる。少々熱い煮汁でもよ
い。このとき、うろこ、小骨、余分な油分が入らないよう、玉じゃくしと
網で、丼鉢などに漉してから炊飯器に移せばよい。5)ご飯が炊けたら、
うろこや小骨を取った身を混ぜ込む。6)余った煮汁は、ご飯を炊いてい
る間に、ぶつ切りの長ねぎを入れたお吸い物にする。長ねぎはしばらく煮
る。必要なら人数分になるように、水、濃い口醤油などを加えればよい。
骨などは仕方がありませんが、だしも含めて余さず使うというのが方針です。
出来上がりに針しょうがや木の芽などの薬味を添えることもできますが、まず
は鯛そのものの味をいただいてみてはいかがでしょうか。あらを使う場合は、
頭などの身の少ない所はだしが多く出ますが、食べ足りないかもしれませんの
で、胴骨のあたりを使うほうがいいかもしれません。……でも、せっかくの鯛
めしですから、やはりある程度は上品な白身が欲しいと思いますね (^_^)。
(2006年2月18日) 【関連書き込み】 |