THE LACK OF WOMEN IN THE LORD OF THE RINGS SHOWS THE GREATER IMPORTANCE OF THE WOMEN. 『指輪物語』における女性キャラクターの欠如こそが、 女性の重要性を訴えている。
これもン年前に論文実習の講義で書いた小論です。フェミニズムっぽい のは、担当の米国人女性教官へのアピールを多少考慮したためです。 これを書いたころから時代はうつり新世紀に入り、世界大戦や冷戦、初 期のエコロジーやフェミニズムは、遠くなりにけりの感があります。ファ ンタジイという物語形式もすっかりポピュラーなものになりました。日本 でファンタジイがまだマイナーであった当時へのノスタルジーをこめて、 あまり手直しをせずに電子化しました。データや内容の古くささは、お許 しくださいませ。
も く じ 序章 「女性が一人もいない」 1 女性キャラクターはなぜ印象が薄いのか? 1−1 ほんの数人しかいない女性キャラクター 1−2 女性キャラクターの果たす役割は限られている 2 女性キャラクターは無視されてよいのか? 2−1 注目すべき二人の女性キャラクター 2−1−1 エオウィンの悲劇と回復 2−1−2 ガラドリエルの悲劇 2−2 ほとんど、あるいは全く登場しない女性たち 2−2−1 アルウェン(ルシエンと比較して) 2−2−2 エント女の悲劇 2−2−3 ホビットの女性たち 結論 女性にとって厳しい時代
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