『指輪物語』の女性キャラクターたち
  FEMALE CHARACTERS
   IN TOLKIEN'S THE LORD OF THE RINGS

   THE LACK OF WOMEN IN THE LORD OF THE RINGS
    SHOWS THE GREATER IMPORTANCE OF THE WOMEN.

  『指輪物語』における女性キャラクターの欠如こそが、
   女性の重要性を訴えている。


 これもン年前に論文実習の講義で書いた小論です。フェミニズムっぽい
のは、担当の米国人女性教官へのアピールを多少考慮したためです。
 これを書いたころから時代はうつり新世紀に入り、世界大戦や冷戦、初
期のエコロジーやフェミニズムは、遠くなりにけりの感があります。ファ
ンタジイという物語形式もすっかりポピュラーなものになりました。日本
でファンタジイがまだマイナーであった当時へのノスタルジーをこめて、
あまり手直しをせずに電子化しました。データや内容の古くささは、お許
しくださいませ。


も く じ
序章  「女性が一人もいない」
1   女性キャラクターはなぜ印象が薄いのか?
1−1  ほんの数人しかいない女性キャラクター
1−2  女性キャラクターの果たす役割は限られている
2   女性キャラクターは無視されてよいのか?
2−1  注目すべき二人の女性キャラクター
2−1−1 エオウィンの悲劇と回復
2−1−2 ガラドリエルの悲劇
2−2  ほとんど、あるいは全く登場しない女性たち
2−2−1 アルウェン(ルシエンと比較して)
2−2−2 エント女の悲劇
2−2−3 ホビットの女性たち
結論  女性にとって厳しい時代
 

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