ン年前に書いた、つたない卒論の日本語版です。物語のあらすじを織り こんでありますので、『指輪物語』を未読のかたも、もう忘れてしまった かたも、どうぞ!
も く じ 1.“一つの指輪”とは何か? A)“一つの指輪”の物語 B)平凡な金の指輪 C)指輪の象徴性 2.ミクロコスモスとしての“一つの指輪” A)“力の指輪” B)権力への意志の膨脹 C)救済 D)帰還と退場 E)譲り渡し 3.マクロコスモスとしての“一つの指輪” A)歴史の円環性 B)譲り渡し C)創造主 4.さらに大きな円環リング A)第一世界と第二世界 B)「自分が愛するのにふさわしいものをまず愛せ」
『指輪物語』からの引用は、巻数とページ数で文中に示されている。『指輪物語』の プロローグである『ホビットの冒険』、前史にあたる『シルマリルリオン』からの引用 は、題名とページ数で文中に示す。その他の引用は、注(1)、(2)…をつけた。注†、‡ …は、おまけ。
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